富山県では、北陸新幹線の開業に伴い、観光客の増加、企業立地の進展、Uターン率の向上や移住者の増加等の明るい傾向が続き、今や若い世代に「選ばれる県」の一つとなりつつあります。また、本県は、ものづくり県の伝統に育まれた世界水準の優れた技術や研究開発の実績など、数多くの「強み」を有しています。
一方で、少子高齢化に伴い、本格的な人口減少時代を迎えるなか、県内産業の活性化を図るためには、起業家が生まれ、成長できる環境を構築し、移住者を含めた多様な人材による活発な創業を促進することが重要となっています。
このため、県では、県内企業のご協力もいただき、令和元年9月に自治体では全国初となる、本県への移住・創業を希望する首都圏在住の若者を対象とした起業家育成講座「とやまスタートアッププログラム in 東京」を開講しました。
このプログラムには、意欲ある 29 名の若者が参加し、半年間にわたって起業家教育の第一人者である熊野正樹九州大学准教授の熱意あふれる指導による活発な講座が展開され、本県の特徴を活かした斬新で魅力あふれるビジネスプランが発表されました。
本プログラムの実施にあたり、ご協力をいただいた熊野准教授並びに県内企業、関係の皆様に感謝申しあげます。また、受講生の皆様には、鋭い感性や豊かな創造力でプランをぜひ実現させ、本県で大活躍されることを大いに期待しています。