MESSAGE

- メッセージ -

知事メッセージ

富山県 知事

新田 八朗

     富山県には、先人が築きあげてきた産業集積や勤勉な県民性に加え、日本の東西南北の各県・地域を結ぶ要所にあるという素晴らしい基盤があります。このような優位性を活かし、県民、民間企業、市町村と「ワンチームとやま」としてスクラムを組み、地方間の連携を強めながら、経済、農林水産業、暮らし、子育て、公共インフラなど、あらゆる分野で「地方の時代」のトップランナーへと飛躍することができると信じています。

     そして、今の新型コロナの危機を乗り越えるとともに、富山県の経済に次の時代の成長の種をまき、新しい産業・社会・くらしを築いていくためには、起業家が生まれ、成長できる環境を構築し、移住者を含めた多様な人材による活発な創業を促進することが重要です。

     このため、本県が全国の自治体としては初の取組みとして開始したのが、東京で、本県での起業と移住を併せて支援する「とやまスタートアッププログラムin東京」です。第3期となる今年度は、受講対象者を全国に拡大して実施します。起業教育の第一人者である神戸大学の熊野教授(本県出身)の熱意あふれる指導のもと、全国から集まった仲間とともにビジネスプランを磨き上げ、本県での起業に向けて第一歩を踏み出されることを期待します。

     県としても、ビジネスプランの実現を全面的にバックアップいたします。ぜひ、富山県で共に新しい未来をつくっていきましょう。

講師メッセージ

神戸大学 産官学連携本部 教授
とやまスタートアッププログラム実行委員会 委員長
富山市出身

熊野 正樹

 日本政府は、「スタートアップの育成」と「地方創生」を国家戦略の重要な柱として位置付けています。我が国が目指すべき姿として、「我が国の経済成長の起爆剤」となり、「世界共通の社会課題の解決に貢献」するスタートアップが、自発的・連続的に創出する社会の実現を目指しています。地方創生の観点からも、地域での有望ベンチャーの発掘に可能性を見出しており、地方から世界市場を目指すベンチャーへの期待は非常に高まっています。

 一方、地方創生の鍵は、若者の地方への定住であり、そのためには、若者の仕事が地方に必要となってきます。若者の仕事が地方に十分にないのであれば、自ら起業して、地方に魅力ある仕事を創るということもその解決策となります。

 このような中で、本県への移住・創業を希望する富山県外在住の若者を対象とした起業家育成講座「とやまスタートアッププログラムin東京」は、全国初となる非常に意義のある取り組みです。

 スタートアップ人材においても、東京一極集中と言われますが、東京が地方出身者の集まりだとするならば、一定数は富山県出身者や富山にゆかりのある方であり、実際にそのような優秀な方が受講され、富山での起業に向けて、大変熱心に、かつ楽しくプログラムが進行いたしました。

 多様な受講者によるコミュニティが形成され、富山県や県内企業、ベンチャーキャピタル等の支援企業の協力により、富山県におけるスタートアップエコシステム構築の大きな一歩を踏み出すことができました。この取り組みを一層強化し、富山から日本を、そして、世界を変えるスタートアップが創出されると信じています。